- 筋違い下の空洞。押す力がかかった際に、この部分が変形しやすく、耐力的に弱い。
- 配管を通すため梁を切り欠いている。外側に構造用面材の施工があり、端部の連続貫通は耐力を落とす。
- 真っ白な外壁に多数のひびとカビ。かなり古い家に見えるが、まだ築5年。外壁施工の手抜きが原因。
- 1階の床を支える木材(大引き)に集中して穴があけられ、補強もされていない。
- 屋根頂部に換気部材を取り付けている家。裏側から見ると、防水シートが換気部を塞いでいて換気はできていない。
- 土間コンクリ―トの強度UP、ひび割れ防止等の目的で施工される溶接金網。コンクリート内にないため意味がない。
- 基礎のひび割れから錆び汁が出ている。ひび割れから水が入り、内部の鉄筋が錆びている。放置すれば鉄筋が膨張し、コンクリートが割れる恐れがある。
- 梁接合部ナットの緩み。写真は締め忘れたもの。その他、木がやせて緩む場合もある。接合部は緊結しないといけない。
- コンセントカバー裏の簡易耐火プレート。壁開口からの火の侵入を防ぐ。省令準耐火仕様の木造住宅で必要なものですが、付いていない現場も多い。
- 未だによく指摘する項目。住宅用火災警報器の取り付け位置が悪い(壁に近い)。誤作動を防ぐため正しい位置に付けることが必要。
- 構造躯体に影響なく埋設管の維持管理ができるように、長期優良住宅ではベタ基礎スラブに配管を埋め込めない。未だにそのことを知らない業者がいます。
- 工事中雨に濡れ、ビニール床養生の隙間から水が入った。そのままビニールを取らずに1ヶ月ほど放置。合板は乾燥していない。(含水率51%)