施工会社を信頼していない訳ではないが、ヒューマンエラーは必ず起こるので、それを防止する意味で、検査を受ける事を選択頂いたようで、検査についても費用対効果があったと感じ取って頂けたようです。これから住宅を建てられる多くの方の参考になるのではないでしょうか。

住宅検査は、重箱の隅を楊枝でほじくるように、粗探しをして、いちゃもんを付けるように思っておられる施工会社もあるようですが、それは間違いだとはっきりと申し上げる事が出来ます。

今回の工事では、施工会社の知識不足と認識不足により、建築基準法違反の施工になっている事項があり、その是正方法についても、適格性に欠ける内容を提示して来られましたので、それらを全て改めるために、一部解体を行い、正しい施工にして頂きました。

前々回のブログに、中古住宅の契約前の検査が、国の政策により増える事になるとお伝えしましたが、仮に、このお客様の建物が、是正する事無く、将来、中古物件で売りに出された場合、検査員が建築基準法違反に気付けば、当然、評価が下がり売買価格に大きく影響するのは明らかです。施工会社においては、自分の会社が建てた建物に問題があり、中古住宅となった場合の評価が低いとなれば、信用も一気に下がる事になります。

私が是正事項を伝えた当初、施工会社は是正するためには、一部解体を伴うので、抵抗されていましたが、正しく施工しておく事が、自らの会社のためである事をよくよく理解して頂けたらと思う次第です。

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