金物検査では、図面通りの金物が取り付いているか否かを確認して行きます。 すると、大工さんがうっかり取り付けを忘れていると云う箇所があったりします。下の写真ような箇所は、仮に忘れたままの状態であれば、計算上求められた強度が無い事になります。人は、忘れ間違うと云う事を前提に、チェック体制を整えて、物造りをしなければいけないと云う事です。    

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金物は、図面通り取り付けられているが、取付け方が正しく出来ていないと云う場合もあります。物造りには、几帳面さが求められます。下の写真のビスのように、あっち向き、こっち向き、途中でビスが止まっているようでは、地震のような大きな力を受けた時には、当然正しく、取り付けられた状態との違いが出ます。ちょっとした事ですが、このちょっとした事が出来ていない現場が非常に多いです。この大工さんは、自分の家を造っているなら、どうするでしょうか?自分にとっては、沢山ある現場のひとつかもしれませんが、建築主にとっては、唯一無二の大切な財産である事を感じて頂きたいと思います。

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