<head> 住宅検査関西:STOP!その契約
大阪 兵庫 奈良 京都 和歌山 滋賀 関西を中心に新築住宅、中古住宅、欠陥住宅などの住宅検査、建物調査をおこなう第三者検査機関

 何が書いてあるか?

  ○○工事が遅れたら・・・とか。
  ○○工事中に災害が起きたら・・・とか。
  ○○契約を解除したい時は・・・とか○○保証についてなど。
  いろいろ取り決めが難しい言葉で書いてあります。

  民間(旧四会)連合協定などのコピーをそのまま付けてあればさほど問題ないですが
  大手メーカーなどは業者に有利な記載に作られていることがあります。

  例えば・・・  ・契約金はいかなる理由があっても返金しない。
           ・工事着工後の変更は認めない。
           ・完成時に手直しが終わってなくても全額支払って、出来ない場合は公正
            証書を取る。
           ・住宅ローンのお金が直接業者の口座へ入る事を認めるなど。

          これ以外にも業者有利に記載されている事があります。

  内容は法律家でない限り契約時、その場で読んでもよくわからない人が大半です。
  事前にもらいチェックする事が大切です。

   しかし、・・・何をチェックしたら良いかわからない。
   そんな方はこれを印刷して差し替えを求めましょう。

   日本弁護士連合会が作成したモデル約款です。

  ここからホームページへ入り ダウンロードして使ってください。

  最後にもうひとつ!
  契約約款等書類だけ揃っていても契約書類は十分ではありません。添付図面、見積書
  の内容もしっかりチェックしましょう。


 <見積書について>
  
   新築工事ではさすがに減ってきたようですが、現在でもリフォーム工事の見積書には、以下のような
    ものが本当に多いです。
    大項目だけで、何もかも一式○○円、合計○○円。これは見積書の表題部であり、これをもって見積
    書とは言いません。総額を知る以上の情報が何も無く、金額の根拠が示されていません。
    この様なものを正式な見積書として提出し、後は口頭で間取りや仕様を決めると、問題を残します。
    (例)
          木工事          一式  600,000円
          内装工事        一式  200,000円
          電気工事        一式  300,000円
          左官工事        一式  100,000円
          塗装工事        一式  350,000円
          給排水設備工事   一式  450,000円
          雑工事         一式  100,000円
          諸経費         一式  500,000円
            合 計          2,600,000円

    仕様も数量も明細が無い限り、何も分かりません。全てが曖昧なため後日必ずトラブルになります。
    この様なものを見積書として提出する施工業者には、発注すべきではありません。

 <図面について>
   
   構造耐力上主要な部分(柱・梁・耐力壁等)に変更を加えない設備機器の入れ替え程度の簡易なリフ
   ォームであれば、図面の必要性は、さほど問いませんが、それ以外のリフォームには、リフォーム後の
   状態を示す図面が必要です。口頭でのやり取りだけで工事をしてはいけません!

 <契約書>
   リフォーム工事に際して、契約書を交わさない施工業者が本当に多いです。
   工事内容を明確にし後日のトラブル防止のためにも、工事請負契約書を適切に交わして下さい。


  大きなトラブルを抱える住宅の多くが、契約書も図面も無いまま発注されたリフォーム工事です。