今日は雨のため、予定していた検査が全て中止になりました。建築工事は、天気に左右されますので、致し方ない事です。

木造住宅の工事中に、木部は雨で濡れるよりも、濡れない方が良いですが、濡れる事が問題と云う事ではありません。濡れたものは、乾燥させてから次の工程に入れば良い訳です。後から問題につながるのは、濡れた上から別の工程の工事を行う事です。

下の写真は、床の構造用合板が濡れた状態のまま、その上にフローリングを施工した結果、入居後、変色やカビが発生しきた事例です。施工者は、濡れた状態で次の工程に入ったらどのような結果になるかを十分理解しなければいけません。工事が遅れる事や自らの都合を理由に工事を進めると、後々大きな問題に発展する事になります。

工事の目的は、問題の無い快適な住宅を建築主に提供する事ですから、これがぶれなければ、下の写真のような工事にはならないと思います。

床カビ