昨日、床面積が大きい建物の配筋検査があり、基礎のパターンも大変多いため、検査に2時間掛かりました。暑くて汗が噴き出ます。チェックしている図面の上に汗がポタポタ落ちて、書き込み文字がにじんでしまいました。

沢山職人さんも居ましたが、もちろん現場担当者の方も一緒です。現場担当者の方が、”瑕疵保険の検査員が来ましたわぁ・・”と、遠くにいる検査員を見つけたようでしたが、その検査員は、工事現場内に入る事なく、帰って行きました。?

それから、1時間ほどして、丁度、私の横に居た現場担当者の方に、瑕疵保険の検査員から電話が入りました。”見に行っときましたから・・・”ですって!!!えっっ!!!!!????これには、さすがに開いた口が開いたままになります。

沢山の職人さんが居たので、その中に、現場担当者の方が居るとは思わなかったようです。恥ずかしいですね・・・検査せず帰って行ったのを、私も現場担当者の方も見てましたけどっ!!但し、現場写真を外から1枚撮るために見に来た事は、嘘ではないですね・・・(笑)

2時間掛けての検査結果は、基礎寸法が図面と相違する箇所を含めて5項目、是正頂く事になった訳ですが、現場を検査せずに帰った瑕疵保険の検査員の報告書は、もちろん、是正事項がある訳ないですね。一番是正し改めるべきは、ご自身では・・・。

 

 

今日もまた、別の現場で配筋検査がありましたが、下のようなかぶり厚ゼロの箇所の是正をお伝えしました。現状は、建築基準法違反の状態です。かぶり厚6cm以上必要箇所。6cm以上土間から鉄筋が浮いている事により、コンクリートの厚みが出来ます。左写真の箇所は、1cm程度、右写真の箇所は、土間に鉄筋が触れています。全部でこのような箇所が4箇所ありました。当然是正しなければいけません。

私の後から来た瑕疵保険の検査員の方が、それに気付かず?帰ろうとするので、私が大きな声で、現場担当者の方に”各所でかぶり厚不足があります!!!”と気付かないのなら、教えてあげようと思っての事ですが、検査員の間近で聞こえるように言いました。しかし、このかぶり厚不足の箇所を見る事も無く帰って行きました???何なんでしょう???私の頭の中には、疑問符しか残りません。

しっかりと検査を行う検査員の方にもお会いしますが・・・そうでない方はそうでないです。

IMGP7023   IMGP7025