「フラット35」金利、6カ月連続で過去最低更新 - 1月、年1.47%に住宅金融支援機構は5日、長期固定型住宅ローン「フラット35」の35年ローンの金利が、最も低いもので年1.47%になったと発表した。前月より0.09%低下し、6カ月連続で過去最低を更新した。との記事がありましたので、少しフラット35について記載します。

フラット35では、木造住宅工事仕様書と云うものがあります。これには、建物の細部に渡り、施工方法が記載されているものです。フラット35では、当然この施工基準を満たす必要があります。

建築基準法と云う法律においては、施工方法までを具体的に記載している訳ではありませんので、フラット35の仕様書が一般的に住宅の施工マニュアルになっています。

現在、裁判を行っている新築住宅において、当初、施工会社から「当社の新築住宅は、フラット35の基準で施工を行いますので、融資も受けることが出来ます。」との話が建築主になされました。

建築主は、フラット35の利用も検討なさいましたが、結局、借り入れをせずに、何とか手持ち資金で建築を行う事になさいました。

フラット35は利用しなかったが、施工会社の話の通り、建物は、フラット35の基準で施工されているものと信じて疑う事はなかった訳です。

しかし、フラット35の基準どころか、多岐に渡り、大変粗悪な施工であることから現在、訴訟になっています。

施工会社は、「フラット35で契約していないので、細部の施工方法まで、とやかく云われる筋合いではない。」と主張しています。

このような悪質な施工会社が実際にありますので、言い逃れさせないためにも、私個人的には、新築工事においては、なるべくフラット35の利用をお勧めします。又、利用しない場合は、フラット35「木造住宅工事仕様書」に基づき施工する旨を契約書に明記しておくと良いと思います。