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中古住宅検査事例–買ってはいけない中古住宅

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屋根裏及び床下に入り検査する事が如何に重要か。判ると思います。点検口から覗くだけの検査では、決して判らないものばかりです。

∥中古検査事例 1

1、生駒市 木造2階建  売主 個人

敷地約60坪 建物6LDK 駐車場2台
築30年程度の一見立派な建物であったが、敷地内で、地盤が2箇所陥没しているのを発見した。地盤が緩んでいると考えられる。

室内に入ると、建物が傾斜している事が、検査器具を用いずとも、体感で分かった。一般の方には分からないようですが、私も、当事務所の検査員も、部屋中を歩くだけで、建物の歪がある程度分かります。

各室の柱や床の水平垂直測定を行うと、案の定、異常な数値が計測され、建物が、1階、2階共道路側へ大きく傾いている事が分かった。
更に、天井裏に入り、検査すると、複数箇所で雨漏り跡が確認された。

1階 広縁 と 傾き 12/1000

傾き 12/1000とは、1m辺り12mmの高低差がある事を示す。5/1000の傾きがあれば、ゴロ
ゴロとビー玉も転がる。傾き 12/1000は、非常に大きな瑕疵と云える。


 2階和室  柱上部                         柱下部

柱上部では、柱左端にある垂直の赤いレーザー光線が、柱下部では、25mmずれている。
建物が右側に大きく傾いている事が分かる。 傾き 10/1000


 屋根裏 小屋組端部 雨シミ跡                 屋根裏 断熱材上部 雨シミ跡

 

∥中古検査事例 2

1、神戸市   木造2階建   売主 不動産業者

売主の不動産業者が、外壁塗装、バルコニー防水、室内クロス張替えのリフォームを完了しており、一見、建物内外共、綺麗に見えるが、新築当初から非常に粗悪な欠陥住宅である事が分かった。更に、リフォーム工事も程度の低い粗悪な工事であった。


壁が腐り、指で基礎上部の壁がめくれ上がる。      壁モルタルの厚みが殆ど無い

外壁は、ラスカットパネルに薄くモルタルを塗った上に、塗装されているだけのため、外壁が雨の影響を受けて、腐っており、指でめくれ上がる。全く防火性能が無く、延焼で容易に燃え上がる欠陥住宅であった。


バルコニー掃き出しサッシ下                    サッシ下に隙間がある。

新築当初から、サッシ下の立ち上がりが殆ど無い、雨仕舞いの点で欠陥がある。防水工事が完了済みとの事であったが、非常に粗悪な工事で、サッシ下の隙間から現状でも雨漏れする状態と云える。


床下 基礎コンクリート                           かぶり厚がゼロで、鉄筋が露出している。

床下に入り、基礎を内部から確認していくと、コンクリートから鉄筋が露出している上のような箇所が、多数観られた。新築当初から非常に粗悪な基礎工事であったことが分かる。ひび割れも多く、基礎の強度に問題がある。

 


∥中古検査事例 3

1、大阪市   木造2階建   売主 不動産業者

売主の不動産業者が、外壁塗装、全ての水廻り機器の入れ替え、床、壁の張替えまでを行い、一見新築のように観える建物であったが、床下に入り検査すると、リフォーム工事が粗悪な欠陥工事で、更に、白蟻の被害を受けている建物である事が判った。


リフォーム工事で、構造上重要な火打梁       全ての束石に束が半分しかのっておらず、
を切断して、配管をしている。              1階床が正しく支えられていない。


リフォーム工事で配管するために、                    配管を支える状態がこれでは、                  
基礎を大きく破壊している。                       揺れで、配管が外れる。

 used_house_17   IMGP7648

根太が白蟻の被害を受けている。            蟻道が観られます。
 
この建物は、土台に、白蟻の被害を受けていると共に、構造部の切断及び破壊、配管の手抜き工事があった。

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