一年を通して、寒い冬の時期、暑い夏の時期は、断熱材の効果が特に求められます。
住宅の壁、屋根で使用される断熱材は、主に以下の4種類ですが、私は、予算に余裕があるのであれば、セルロースファイバー断熱をお勧めします。
断熱材は、定期的に入れ替えるようなものではありません。建物が存続する以上、新築時のままですから、居住性においては、最も気を使うべき処です。
・グラスウール断熱材
・ロックウール断熱材
・ウレタン吹付け断熱材
・セルロースファイバー断熱材
<グラウスウール・ロックウール断熱材>
住宅で使用されている断熱材で、グラスウール断熱材ロックウール断熱材の施工は、断熱材施工専門業者がおらず、昔から大工さんが施工しています。
グラスウール・ロックウール断熱は、特に、施工の善し悪しでその性能が大きく左右されます。
本来は、断熱材の施工方法について、正しく講習を受けた人が施工すべきで、一般の大工工事とは切り離し、施工方法を正しく学び、実践出来る人がなすべき処です。
しかし、現実は、施工方法を理解していない大工さんが適当に取り付けている現場が多いです。
http://blog.livedoor.jp/aoyamaburogu/archives/67909578.html
本来、断熱材施工の技術の習得には、知識と実習が必要で、それなりの時間がかかります。
これから新築をなさる方におかれては、使用される断熱材がグラスウール・ロックウールならば、それを施工する大工さんが、硝子繊維協会が実施するマイスター認定を受けているか否かを確認なさるのが良いでしょう。現状は少ないですが・・・
http://www.glass-fiber.net/master_mastertoha.html
同じ断熱材を使用しても、その効果が変わる訳ですから是非とも、マイスター認定を受けられた大工さんに施工してもらって下さい。マイスター認定者がいないのであれば、断熱材自体を別の物に変更することも考えられたら良いと思います。
それと、金額の差は多少ありますが、是非とも高密度の品物を使用するようにして下さい。入居後、冷暖房費の違いで、充分もとは取れると思います。
分譲業者さんには、大工さんに対して、強制的にマイスター認定を受けるよう指導なさる事をお勧めします。