間違いが起きる箇所

下の左右の写真を見比べて、金物について何が違うか分かるでしょうか？

 金物の種類は、同じですが、底面に使用されているビスの色が違います。左は水色、右は灰色です。この色の違いは、ビスの長さの違いを示しています。左は、金物を土台+構造用合板の上から取り付けているのに対して、右は、金物を土台直接に取り付けています。要するに、土台に直接取り付けない場合は、合板の厚み分ビスが長くなくていはいけない訳です。合板の上から金物を留めているのに、側面と底面が同じビスの色ならば、底面のビスが間違っている事になります。

金物の取り付けに際し、ついうっかり、間違いが起きる箇所と云えます。些細な事のように思われるかも知れませんが、このビスの長さの違いが、建物の強度の違いに繋がります。