「防災学習など、震災の経験や教訓の継承に活用してほしい。」とのことから、神戸市が阪神大震災の1000枚の記録写真を公開しました。http://kobe117shinsai.jp/
もう20年が経つのですね・・・写真を閲覧していると、過去の記憶が蘇ります。
私は、当時家業の工務店で仕事をしており、得意先が西宮、芦屋方面に結構ありましたので、震災の2日後には、現地へ行きました。
いたるところで、下のような光景を見ました。地震と火災がセットで発生した箇所は、爆弾を投下された状態とほぼ同じだなぁ・・・と思った記憶があります。
道路側に建物が倒れ、電線に寄りかかっている建物も沢山ありましたね・・・
車では渋滞で時間がかかるため、震災後直ぐに、400ccのバイクを購入して、約半年位、震災地域へ通いました。
当時は、先ず、壊れた建物を撤去する事が仕事になる訳ですが、処分場まで数キロながら、処分場が、ダンプカーの長蛇の列となり、ダンプカーがゴミを処分して帰ってくるのに、相当な時間がかかりました。
廃材処分のために、大阪から行くダンプカーは、積荷がない状態で行くので、それなら水を入れた大きなタンクを積んで行き、水が欲しい人にもらってもらおうと考えました。水を配り出すと、直ぐに長蛇の列が出来て、あっと言う間に大きなタンクが空になったのを覚えています。
もうあのような震災の光景は、目にしたくないなぁと思いますが、地震大国日本にいる以上、いつ何時あのような大地震がやって来るかわかりません。地震で死亡した方の9割は、建物の下敷きで命をなくしておられます。
備えあれば憂いなし、昭和56年以前の建物には、耐震補強を、新築建物には、欠陥や間違いや違反がない設計通りの建物であることを望みます。