瑕疵保険の設計施工基準第10条に通気構法についての記載があります。(以下にまもりすまい保険 設計施工基準・同解説抜粋を掲載)ここに、通気構法とは、「外壁内に通気層を設け、壁体内通気を可能にする構造」をいい、上下部が外気等に通じている通気層を設ける構造と記載されていますが、この通気構法が出来てない建物が非常に多いです。

特に通気層の出口が無い事が、通気層内の結露に繋がります。

新築検査、中古住宅検査、完成検査では、通気構法が出来ていない建物が多いため、あちこちで、通気の入口と出口の必要性をお伝えし、換気部材の取付をして頂くようにしていますが、そんな中、換気部材メーカーの一社である城東テクノさんから「外壁通気構法の換気部材のパンフレットを作りたいので、通気層内結露の写真提供をしてもらいたい。」との連絡が入りました。

事情を聞くと、今まで、換気部材の問合せは少なかったのが、最近、工務店さんから”青山建築コンサルタントから換気部材の取付が必要だと云われたので、どのような商品があるのか知りたい。”との問合せが増えて来たとの事でした。

そのパンフレットが以下のものです。建物を長持ちさせるためには、通気が非常に重要です。