外壁通気工法とは、外壁下部の水切りから空気を入れて、上部でその空気を抜き、壁内の湿気を屋外に放出するために設けるものであり、壁内結露を防ぐ事を目的にしています。 ここで重要なのは、いくら空気層を造っても、空気の入口と出口がなければ、通気にならないと云う事です。出口がなければ、湿気は、壁内に溜まり続けますので、建物の耐久性に大きく影響します。

ハウスメーカーでは、殆どありませんが、建売系の住宅では、この意味を理解していない施工業者が非常に多いので注意が必要です。

下の写真の建物では、空気層に出口がありません。図面には、通気層t=25と記載されていますが、残念ながら、通気層になっていません。

 

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