- シーリング施工不良。最初からこの状態。ここから雨が入り、下地防水に不備があれば雨漏りする。
- 筋違を切り欠いてホールダウンを施工。筋違金物のビスも溝部に入っている。この箇所で筋違が破損しやすい。
- 2階床合板の不備。耐震等級計算ではバルコニー下を含め24mm合板4周釘打ち。バルコニー下は剛床でない、合板端に釘打ちがないなどの施工ミスにより床剛性が設計どおりでない。
- 2階のキッチン排水管を通すため、床梁に大きな穴をあけた。2×4では上下端から5cm以内の穴あけは強度の面からNG。
- 床合板端部の釘打ち。正規の位置から大きく外れ、ジョイント部に釘を打っている。固定が不十分な状態。
- 屋根の結露。部屋の水蒸気が小屋裏にこもり、屋根面で結露が起きている。ひどくなると、屋根をふき替えないといけない。
- 耐火性能が高いボードを張らないといけない箇所に、赤丸部以外は、普通の石膏ボードが張られている。表面の色を見れば区別がつきます。ユニットバスの天井裏。
- 窓下の先張り防水シート。コーナー部にシートの立ち上げがない中途半端な施工。これでは端部から水が入る。
- 筋違いによる耐力壁の高さが幅に比べ高い。(赤色部。青色部が通常)764で説明したとおり、幅が900mm以上あっても高さが4M近くあると所定の耐力が望めない。
- 基礎の高さが低い。長期優良住宅やフラット35では、雨の打ち返しや、シロアリが上りにくい高さを考慮し、地面から40cm必要。(写真は30cm)
- 筋違いによる耐力壁の幅が550mmほど。筋違いが起きすぎて、所定の耐力が望めない。規定では900mm以上必要。
- 筋違い金物のビスを端に打ちすぎて筋違いが割れた。筋違いの断面欠損はNG。ひび割れも当然NGです。